「アイガモ農家」現場から博士号 福岡・桂川町の古野さん

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 田んぼにアイガモを放ち、無農薬米を生産する「アイガモ水稲同時作」(通称・アイガモ農法)を提唱している福岡県桂川町の農業、古野隆雄さん(57)が、九州大学大学院の農学博士号を取り、“アイガモ博士”になる。文部科学省によると、研究者ではなく一般農家の博士号取得は全国的にも珍しいという。

■農作業の合間、九大院通う

 同大学院修士課程を中退後、家業を継いだ古野さんは農薬や化学肥料を使わない有機農業を追究する中で、田んぼにアイガモを放つ除草法に着目。野犬やカラスの被害などにより3年を費やしたが、1990年、田んぼの周囲を通電した柵で囲むことで、稲作とアイガモを飼育する畜産、水田でドジョウを飼う水産を行う「同時作」を確立。
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この農法は韓国、中国など国外にも広がった。

 古野さんは、同農法の学術的意義を究めたいと、2006年から約1年、農作業などの合間を縫って同大学院の指導を受け、論文をまとめた。同大学院の博士論文審査委員会によると、省力化と複合的な生産力向上に寄与した「囲い込み」が、「独創的で農学の発展に寄与する研究」と評価されたという。

 古野さんは28日に同大学院である授与式で正式に博士号を取得、6月にはキューバ政府が主催する「第4回国際稲会議」に招かれ、同時作の実践と理論を発表する。

=2008/01/26付 西日本新聞朝刊=
(引用 yahooニュース)


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